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本紙記者が占う芥川賞 大森兄弟、藤代が有力か(産経新聞)

 第142回の芥川賞・直木賞の選考会が14日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開催される。本紙の学芸記者が賞の行方を占ってみた。まずは、新人の登竜門芥川賞から(直木賞は13日付)。

                   ◇

 ■大森兄弟『犬はいつも足元にいて』

 犬が登場する表題から思い浮かべるほのぼのとしたイメージを裏切るシュールな世界が広がる。中学生「僕」と、同級生の粘着質なサダ、別れた両親という少ない登場人物に、分身のような犬。そこに変わった口調のサダの母親や巨体の男など不思議なエッセンスが効く。情景描写や構成など少々荒削りな感も否めないが、スムーズに読める。兄弟による共著で、どんな風に書かれたのか興味深い。父から金を奪ったり、母にうそをついたりと鬱屈(うっくつ)とした日常で僕が起こす事件。犬が好んで掘って探す「臭い肉」は、人の心にすむ悪意なのか。(田野陽子)

                   ◇

 ■羽田(はだ)圭介『ミート・ザ・ビート』

 浪人生の何となく冴(さ)えない日常。予備校で受験勉強をしながらも、工事現場でのアルバイト仲間たちとの青春の日々が、田園風景とともに映し出される。主人公が仲間からかつて製造されたホンダの軽オープンカー「ビート」を譲り受けたことをきっかけに、車を通して若者たちの生態や心理を浮かび上がらせる。車や運転に特化した描写が多い。群像小説としては、倦怠(けんたい)感のある平坦(へいたん)な印象。(同)

                   ◇

 ■藤代泉『ボーダー&レス』

 在日朝鮮人の会社の同期との交流を通じて、周囲に流れるさまざまな「ボーダー(境)」に揺れる“イマドキ”の青年が主人公。…と書くと既視感がありそうだが、ぼやき風の軽やかな文体、小説細部の“勘所”を抑えた巧みな描写は見事。何事にも度を「踏み越えない」ように、器用に、だが面倒げに日々をやり過ごそうとする主人公の姿は、実に同時代的でもある。まっとうでウェルメイドな青春小説としても読め、読後感もさわやかだ。作者の創作への真面目さと、素材を咀嚼(そしゃく)する力、抑制と遊びのバランスが取れた筆力は秀逸で、今後にも期待が持てる。ただ一つだけ、デビュー作からあまりにそつがないのも、退屈だということくらいか。(三品貴志)

                   ◇

 ■舞城(まいじょう)王太郎『ビッチマグネット』

 反抗期の弟、家を出た父とその愛人、閉じこもる母…家族という小さな世界を、長女の視点で描く。猛烈な勢いで消費されていく意味ありげな言葉の羅列はドライブ感満点。読む側は、語り手が病んでいることを次第に了解しつつ、言葉のジェットコースターに運ばれ、翻弄(ほんろう)される。とても同時代的な饒舌。(篠原存知)

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 ■松尾スズキ『老人賭博』

 ユーモアとサービス精神に満ちた筆さばきで珍妙なドタバタ劇を描ききった労作。若者と老人の間に横たわるコミュニケーションの断絶が登場人物によって語られる個所など、世代間のずれに対する作者のさえた視線もうかがえる。だが、作中で何度も繰り返される過剰な「小ネタ」交じりの叙述が、登場人物の魅力を均一化させ、全体の構成をものっぺりとさせてしまっている印象も受けた。(三品)

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